駒場キャンパスからの留学

outbounfd(Do not delete)

トップ > 駒場キャンパスからの留学 > 計画と準備 > シンポジウム「留学とキャリア」

シンポジウム「留学とキャリア」

Dean's Speech
2013年グローバリゼーションオフィス・キックオフシンポジウム

Professor Yaguchi's Speech
2013年グローバリゼーションオフィス・キックオフシンポジウム

Ms. Namba's Speech
2013年グローバリゼーションオフィス・キックオフシンポジウム

Ms. Palmer's Speech
2013年グローバリゼーションオフィス・キックオフシンポジウム

Panel Discussion
2013年グローバリゼーションオフィス・キックオフシンポジウム
グローバリゼーションオフィス(GO)のキックオフ・シンポジウム「グローバリゼーションとキャリア形成―駒場キャンパスで学んだ諸先輩が語る留学とキャリア」が、2013年12月6日夕方、GOに隣接するレクチャーホールにて開催されました。日本人学生・留学生合わせて64名の学生が参加し、グローバル化する社会で働くため大学時代に何をすべきかについて、卒業生の体験談を聞き、考える機会となりました。

シンポジウム「留学とキャリア」

石井洋二郎先生(総合文化研究科長・教養学部長)による、多言語で交流するグローバル・キャンパスへの期待をこめたご挨拶ののち、矢口祐人先生(GOオフィス長)が、GOの活動を紹介するとともに、自身の留学経験について語りました。留学当時の写真がスクリーンに映し出されると、会場は和やかな笑いに包まれました。そして矢口先生が、自分という人間はこの留学時代にこそ形作られた、学生にはそのような経験をしてほしいし、現在留学中の学生は今をそのように振り返るときがくるのでは、と語りかけると、多くの学生のうなずく姿がみられました。

シンポジウム「留学とキャリア」

次いで3人の卒業生が、各々の留学から現在までのキャリアについて、写真や音楽を交えたプレゼンテーションを行いました。

2005年にAIKOMプログラムでスウァスモア大学(アメリカ)に留学され、現在Googleに勤務されている難波美和さんは、留学中に多様なバックグラウンドをもつ学生と出会ったことが、グローバルな視野を持ちつつ、日本の顧客の主張をサービスに反映させていく現在の職務に役立っていることを、柔和かつ説得的に語られました。
2006年にAIKOMプログラムでワシントン大学(アメリカ)から東京大学に留学されたのち、日本で、公務員や外資系企業・NGOの職員として職歴を重ねてこられたセーラ・パルマーさんは、何でもできると思っていた自分が、来日後いろいろな壁やカルチャーショックに直面しながら、自分で選んだ道を歩んできたことを、具体的なエピソードとともに雄弁に語られました。

2007年にAIKOMプログラムでシンガポール国立大学に留学され、現在日本郵船に勤務されている森川暢彦さんは、留学は自分を変えるというよりも選択の幅を広げるものだったので、大学時代には自分が将来何をしたいのかを明確にし、そのために必要なこと(それは留学かもしれないし、そうではないかもしれない)に取り組むとよい、と後輩にメッセージを送られました。

パネルディスカッションでは、3人の卒業生に、AIKOMプログラムでミュンヘン大学(ドイツ)に留学した教養学部4年生の志村成美さんと、ファシリテーターとして大澤麻里子先生(GO特任講師)が加わり、会場から寄せられた質問に答えました。

海外での生活で一番大変だったことは何か、との質問に対しては、難波さんはアメリカの食べ物、パルマーさんは自分の内面がどれほど日本人的であっても、外見が目立ってしまうこと、森川さんはシンガポール訛りの英語、志村さんはドイツ人の冷淡な態度を、それぞれ挙げました。文化的に受け入れがたかったことは、との質問には、待ち合わせ時間を守らないこと、宗教、男性の女性観などが挙がりました。
海外で過ごした経験が職業選択に影響を与えたか、との質問には、志村さんが、留学前は世界を飛び回る仕事がしたいと思っていたが、留学中に日本の居心地の良さに気づいたことから、外資系企業の日本オフィスに勤務する選択をしたと答えたのに対し、パルマーさんは、そもそも自分は日本で働くと決めており、それが可能か試すために日本に留学をしたので、職業選択への影響は皆無であると答えました。海外で過ごした経験が人生に影響を与えたか、との質問には、難波さんは、アメリカに行く前には、アメリカのことをよく知っていると思っていたが、行ってみて何も知らなかったことに気づかされ、視野が広がったと答え、パルマーさんは自分がアメリカにいたときとはまったく違う人間になったと答えました。

シンポジウム「留学とキャリア」

1ヶ月程度の短期留学に意味があるか、との質問には、ただの旅行にすぎないとの意見がある一方で、森川さんは、過ごし方によっては意味があるが1年以上の滞在を勧めるとし、1年間の留学をする前に3度の短期滞在を経験した志村さんは、世界の人々に出会ったり、語学力を向上させるうえでは意味があると答えました。

自身の留学について後悔はあるか、との質問に対しては、全員が、後悔はほとんどない、あるいはまったくない、と即答しました。


最後に矢口先生が、新しい環境に身をおくことの大切さについて述べ、留学は、そのときは辛くとも、いつか必ず報われることを忘れないでほしい、GOはそのような志をもつ学生を応援する、とのメッセージで、シンポジウムを締めくくりました。