ご挨拶

国際交流センター長(総合文化研究科教授)
 川喜田敦子(かわきたあつこ)

 
 2020年の春以来、新型コロナウイルス感染症拡大の影響下で、大学は大きな制約の下に置かれてきました。大学の様々な活動のなかでも、国際交流はコロナ禍による影響を最も強く被った領域のひとつでしょう。
 
今、私たちは、困難な時期を乗り越え、再び本格的な国際交流のかたちを取り戻し、さらに発展させていくべき重要な時期に差しかかっています。
 
キャンパスには、再び、留学生が戻ってきました。国外の大学の研究者との交流や、国際シンポジウム・国際セミナーも再開されました。国際研修等の枠組みでの短期留学や協定校への長期留学を通じて海外に渡航する人の数も、今後、ますます増えていくことでしょう。
 
国際交流センターは駒場キャンパスの国際交流の拠点です。駒場の学生が留学生とともに学び、楽しむ場を提供するグローバリゼーションオフィス(21 KOMCEE Westの地下1階)、協定校への派遣と留学生の受け入れを担当する国際研究協力室(101号館2階)、留学生の駒場キャンパスでの生活を支える留学生相談室(101号館2階)など、複数のオフィスが連携し、全体として駒場キャンパスの国際交流のために力を尽くしています。
 
若くて柔軟な時期に、異なる文化、異なる思考、異なる価値観に出会うことはとても大事なことです。そこで得られる驚きと学び、そして喜びを、できるだけ多くの人に体験してほしいと願っています。ぜひ国際交流センターの教育プログラムや企画をのぞいてみてください。