国際体験報告2018

Aセメスター

北京研修
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Sセメスター

Promoting learning - The Finnish way
この国際研修によってたくさんの知識を得て、私が今まで学んでいたことを再考することができました。私は最初からなんとなくフィンランドの教育が良いと思い込んでいました。この研修を通して、フィンランドの教育は必ずしも完璧ではないが、フィンランドの人々が一生懸命教育を改善するために努めていることがわかりました。我々はフィンランドの教育制度を全部真似する必要はないが、学ぶことがたくさんあることに気がつきました。
 
フィンランドの教育制度で一番重要なのは教育の意義だと思います。教育を個人の長い生涯のために行うということが重視されているということです。例えば、英語教育は、フィンランド語が他国では話されていないので、他国の人々とコミュニケーションをとるために非常に重要なものであると理解されています。英語を勉強するための具体的な理由があるのです。他の分野でも教育の目標設定が明確にされています。研修中の講師が何度も、教育を受ける者、つまり学生が将来そのものであり、そして彼らにとっての教育の意義を作っていくことが大事だと言っていました。さらに、将来にどの情報が必要となるかはわからないので、情報を調べ、分析し、用いるスキルが必要となります。なので、フィンランドには、子供が授業の内容を丸暗記したことが試験の対象となるような全国共通試験がありません。知識や情報のみとして教えないのです。その代わり、子供たちのスキルを上げることとその意義を教えるのです。
 
(理科二類)
フィンランド2018_01
フィンランド2018_02

Explore Japan with Finnish and Hungarian students
この研修は、私のアカデミックなモチベーションを確かに上げてくれました。例えば、問題をちょっとずつ探し出して解決しようとする方法や、研究のデータ収集の匿名性の問題についてわかるようになりました。更に、共同作業についてたくさん学びました。刺激的で面白く、つまらないと思ったことがありませんでした。

私にとって一番大事だったのは、満足できる作業を完成するために、制限された時間の使い方と格闘することです。この研修の経験で思いつくことは以下の通りです。
1)自分の意見を積極的に表現しなければならないということ。他人を説得できないかもしれないが、せめてやってみないといけません。どのアイデアも議論する価値があります。拒否されても、なぜ拒否されたのか、という理屈をたどる過程も大事なものです。
2)時間をうまくスケジュールしなければいけないということ。特に、誰かと予定があるとき、グループメンバー全員が出席できることや、十分に準備していることを確認しなければいけません。
3)自分の立場・役割に関して根気強くならなければならないということ。自信を持ちながら、一方で頭も柔らかいほうがいいと思います。グループで活動すればするほど、自信をつけることができます。 グループとの作業以外にも、一緒に過ごした時間もとても楽しかったです。今回の経験が東京大学で今までで最も有意義な経験になりました。
 
(文科三類)
東京山梨01
東京山梨02

ソウル大学校韓国語研修サマープログラム
韓国2018_01韓国伝統楽器体験
SNUのサマープログラムについての感想

私は高校の時から、朝鮮ドラマやK-POPに惹かれて韓国語を勉強しています。多くの韓国語の先生は、実際に韓国に行き現地の人と話してみることを勧めています。私もずっと韓国を訪れる機会を探していましたが、いろいろなわけがあってなかなか行く機会がありませんでした。ですので、授業でこのプログラムのことをきいたときに何があっても絶対に履修しようと決めました。

グループのメンバーは全員時間を守る信頼できる人たちでしたので、すべての授業や活動がスムーズに行われました。たったの3週間で、他のUCC活動やロールプレー、発表をやりながら、新しい文法や語彙がたっぷり入った教科書1冊も終えました。授業は4時間でしたが十分な休憩もありましたし、先生たちがおやつを用意してくれました。このプログラムは大変でしたが楽しかったです。すべての学生が授業でそれぞれの才能を発揮できて、そして修了式では、先生やTA、クラスメートのご協力のおかげで上げられた成果を振り返って祝う時間も設けられました。

授業や学術的な活動とは別に、韓国の風景と文化も楽しめました。韓国料理を作ったり伝統的な韓国の衣装を着る体験もしました。韓国の衣装はエキゾチックに感じられました。他の学生もそうだったかもしれません。また、非武装地帯(DMZ)に訪問し、北朝鮮と朝鮮半島についての情報をたくさん得られました。

現地の韓国人は話しやすくて元気で、そのおかげで韓国をなかなか離れたくなかったです。このプログラムに参加することで、韓国語と朝鮮史、韓国の文化はもちろん、多文化の人や違うバックグラウンドを持っている人とコミュニケーションをとる勉強になり、全体的に視野が広がりました。

(Yang Yi PEAK3年)
韓国2018_02韓国料理実習(チヂミとプルゴギ)
韓国2018_03韓国茶道体験

UTSIP Kashiwa
柏キャンパス2018
今回のプログラムで印象に残ったことは3つあります。

1つ⽬は研究室の⽅の優しさです。先⽣や院⽣の⽅が⾮常に丁寧に指導してくださり、充実した研究体験活動になりました。活動の中で出てきた数々の難題に対して、先⽣や院⽣の⽅と⼀緒に徹底的に考える機会をいただけたことは、⼤いに⾃分の成⻑につながりました。

2つ⽬は海外の⽅との交流です。このプログラムでは、研究室内外でたくさんの海外の⽅との交流の機会をいただきました。UTSIPに参加する海外の学⽣は⾮常にアクティブで優秀な⽅が多く、話していて⼤いに刺激を受けました。また、研究室の海外出⾝の⽅とは、英語で⾃分の関⼼分野について話し合うこともでき、 ⾮常に貴重かつ素晴らしい経験となりました。

3つ⽬は扱う内容の深さです。UTSIPではかなりの時間を研究室での探求活動に使うことができます。そのため、気になったことを研究室や柏キャンパスの設備・本を使いとことん調べることができます。⾃分はUTSIPを通して、⼤いに⾃分の知的好奇⼼を満⾜させることができました。⼀⽅、研究体験活動の内容は難しいため、⾃分の⼒不⾜を感じる場⾯も多々ありました。UTSIPを通して、今後学ぶべきことも⾒えてきたように感じます。

学部2年というタイミングでこれほどまでに濃密な体験ができるプログラムはなかなかないと思います。このようなプログラムを⽤意してくださった先⽣や事務の⽅、TAの⽅には感謝の思いしかありません。本当にありがとうございました。

(理I 2年 佐藤剛)